人形のウエダで販売されている毛氈は、全て自社職人が1枚1枚作り上げている完全オリジナル商品です。
厚さや発色にこだわった生地、品がありなおかつ華やかさを添える柄の選択など、大切なお人形を引き立てる重要なサポート役としての毛氈を作って参りました。
その結果、ウエダのオリジナル毛氈は高い評価をお客様からいただいております。
そんなオリジナル毛氈が、明治神宮の結婚式場である「明治記念館」で採用されたお話しについてお伝えしたいと思います。
5年前、人形業界に入って最初の頃に疑問に思った事がありました。
「なんで、毛氈の段飾りの横には布が掛かってないんだろう?」
その疑問を色々な人形業界関係者に投げかけた所、返ってきた答えは「昔からそれが当たり前だよ」でした。
「なんで、毛氈の段飾りの横には布が掛かってないんだろう?」
その疑問を色々な人形業界関係者に投げかけた所、返ってきた答えは「昔からそれが当たり前だよ」でした。
2013年3月、人形のウエダに一本の電話がかかってきました。
「東京の某結婚式場の五月人形の段飾りの敷布を新しくしたいのだけど、ロビーの広い場所に飾るので横から見てもみっともなくないようにしたい。」
というお問い合わせのお電話でした。
前々から私自身疑問に思い、考えていた事です。
即座に「出来ます。お任せください。」とお返事をしました。
「東京の某結婚式場の五月人形の段飾りの敷布を新しくしたいのだけど、ロビーの広い場所に飾るので横から見てもみっともなくないようにしたい。」
というお問い合わせのお電話でした。
前々から私自身疑問に思い、考えていた事です。
即座に「出来ます。お任せください。」とお返事をしました。
お返事をした後、いろいろと打ち合わせを行いました。
しかし、お電話の中で「人形のウエダ」が鳥取県にありすぐに現場に行けないという事がわかると、残念なことにお話しはなくなってしまったのです。
しかし、お電話の中で「人形のウエダ」が鳥取県にありすぐに現場に行けないという事がわかると、残念なことにお話しはなくなってしまったのです。
それから3週間が経った頃、再度お電話がありました。
「都内の人形屋さんを色々当たったんだけど、なかなか出来る所が無くて、それと柄もウエダさんの所のような落ち着いた柄が無かったので、今から頼めるかな?」
地域柄遠いというのはしょうがない…とあきらめかけていた所でした。
「すぐ作業に取り掛かります!」
気持ちの上ではあきらめきれず準備は着々と進めていたウエダは、またも即答しました。
「都内の人形屋さんを色々当たったんだけど、なかなか出来る所が無くて、それと柄もウエダさんの所のような落ち着いた柄が無かったので、今から頼めるかな?」
地域柄遠いというのはしょうがない…とあきらめかけていた所でした。
「すぐ作業に取り掛かります!」
気持ちの上ではあきらめきれず準備は着々と進めていたウエダは、またも即答しました。
お返事の後詳しくお話を伺うと、何と依頼の場所とは明治神宮の結婚式場「明治記念館」。
「明治記念館」といえば、皇室御用達の由緒ある施設です。
そこからの1週間は連日深夜まで掛かり、何度も何度も試作を繰り返しながら怒濤のごとく過ぎて行きました。
「明治記念館」といえば、皇室御用達の由緒ある施設です。
そこからの1週間は連日深夜まで掛かり、何度も何度も試作を繰り返しながら怒濤のごとく過ぎて行きました。
スタッフの工夫と熱意のおかげで、クオリティに自信を持てる完成に漕ぎ着けることが出来ました。
完成した毛氈は出荷と設営のため、その夜のうちに製作者とともに東京へ。
設営では、段飾り下台の毛氈張り付けの手直しはあったものの、段飾りの毛氈は見事にぴったりとはまりました。
記念館のスタッフの方々からも、嬉しいお褒めの言葉を頂きました。
完成した毛氈は出荷と設営のため、その夜のうちに製作者とともに東京へ。
設営では、段飾り下台の毛氈張り付けの手直しはあったものの、段飾りの毛氈は見事にぴったりとはまりました。
記念館のスタッフの方々からも、嬉しいお褒めの言葉を頂きました。